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マセラティ新型「グランカブリオ」2400万円は絶妙か? 911とは違う"大人GT"の真骨頂《試乗》

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パワフルなV6エンジンをフロントに搭載し4輪を駆動する(写真:Maserati)
パワフルなV6エンジンをフロントに搭載し4輪を駆動する(写真:Maserati)

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マセラティがオーブンモデル「グランカブリオ」にパワーアップなど改良を施し、2026年7月おわりにイタリアでメディア向けテストドライブを実施した。

「現代的なラグジュアリス性を独自に表現し、参入セグメントでの販促をめざすものです」

本社のサント・フィチリCEO(最高経営責任者)は、このブランドで提供する価値を上記のように語っている。

グランカブリオは24年秋に日本導入されたフルオープンのGTモデル。今回の改良は下記となる。

・新意匠のフロントマスクなど外観の一部変更
・内装のアップグレード
・エンジンパワー向上(トロフェオ)

日本には、3リッターV6と全輪駆動システム、エアサスペンションは共通ながら、490ps(360kW)の「グランカブリオ」と、590ps(433kW)の「グランカブリオ・トロフェオ」が導入されている。

「素直に楽しいクルマ」と言える

私がイタリア・トリエステからクロアチア共和国まで走ったのは、グランカブリオのほう。数字のうえでの性能はトロフェオに及ばないとはいっても、静止から時速100kmまでを4秒で加速する性能ぶりだ。

よく回るし、トルクの出方もじつにスムーズ。ステアリングホイールを切ったときの動きはすばやい。

同時に乗り心地がよく、フルオープン時は風の巻き込みが抑えられていて快適。私はこのクルマが日本導入されたとき以来のファンで、今回も失望しなかった。素直に楽しいクルマだと言える。

22年発表の現行モデルはグランカブリオとして第2世代(写真:Maserati)

ビジネスの面でマセラティが有利なのは、創業から112年かけて世界の市場に根付かせたイメージを持つことだろう。

トライデントと呼ばれる、海神がもつ三叉の鉾(ほこ)をイメージソースにしたブランドロゴも、いまもって神通力を失っていない(と思う)。

ユニークなのは、商品ラインナップだ。「MCプーラ・チエロ」「GT2ストラダーレ」「グランツーリスモ」、そして今回の「グランカブリオ」とスポーティな2ドアばかりで、世界的トレンドのSUVは「グレカーレ」のみ。

イタリアのスポーツカーブランドを見ると同様のことがわかる。SUVは極端に少ない。フェラーリは「プロサングエ」、ランボルギーニも「ウルスSE」だけである。

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