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「牛めしって食べたことないわ」の"声"も「老舗百貨店と庶民の味方」"ふたつの松屋"が出会ったら想像以上にすごいことになってた

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「松屋PREMIUM」の看板
100年続く老舗百貨店と庶民の味方牛めしの松屋のコラボはいったいなぜうまくいった?(撮影:梅谷秀司)
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松屋フーズで出店に関わる企画を担当する松屋フーズ事業推進部中食・外販企画グループ木下萌氏によると、松屋フーズでは松屋銀座への出店を「切望していた」とのことだ。

松屋フーズ事業推進部中食・外販企画グループ木下萌氏(撮影:梅谷秀司)

「2019年の時点では、まさか出店させていただけるとは思っていませんでした。ですが催事を機会に、これまでと異なるお客様にも知ってもらえたことから、ぜひとお願いさせていただきました」(木下氏)

百貨店の食品売り場とは

全国の百貨店売り上げは増加傾向にあり、中でもインバウンドによる免税品の伸びが大きいものの、シェアとしては1割程度。食料品は全売上の約26%を占める(日本百貨店協会・2026年7月全国百貨店売上高概況より)。

松屋銀座においても、全体に占める売り上げでは服飾品が大きいものの、コロナ禍以降の中食需要の高まりを背景に食料品売り上げは増加しており、とくに弁当・惣菜では約1年半連続で前年比を更新しているという。地元客、つまり周辺のオフィスワーカーや住民にとって利用しやすい売り場づくりを目指している。

国産黒毛和牛を使用したハンバーグに、黄身の濃さが特徴の「マキシマムこいたまご」を使用した半熟玉子をトッピングした「国産黒毛和牛のうまトマハンバーグ」(撮影:梅谷秀司)

例えば、価格帯もお弁当が900円程度からと手頃。また百貨店の食品売り場というと同じようなブランドが並びがちだが、なるべく他の百貨店に入っていないブランドを揃え、独自性を打ち出している。商品力とともに、百貨店と共に売り場作りに取り組んでくれることがブランド選びの際のポイントになっているという。

松屋フーズに対しても出店にあたってさまざまな依頼をしたそうだ。松屋フーズ側にとっては、今までにない客層を取り込むための挑戦となった。

苦労したのが、限られた条件で「こだわりの味」を表現することだったという。

「できたてで提供できる店舗と異なり、松屋PREMIUMはお弁当なので『冷めても美味しい』にこだわって商品を企画しました。下味や調味を工夫したり、冷めても肉のやわらかさが変わらないように調理しています」(木下氏)

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