2026年8月31日に閉鎖される島根県出雲市の「平田ショッピングセンターViVA」。前編では、その衰退要因は競合施設の存在、核テナントの撤退の2点であると分析した。
続く本稿では、その根底にある街の形の変化と人々の消費行動の変容に迫る。
県道を走った先に競合ができた
「ViVA」は1992年、「ジャスコ平田店」としてオープンした。このときはまだ出雲市との合併前で、ここは平田市だった。
山陰ジャスコの社長は「ジャスコ平田店」の開店時すでに、「平田市のような小人口エリアで果たして採算が合うのか悩んだ」と口にしている(『日本経済新聞』1992年7月31日)。平田市の人口は約3万人だった。
平田市は出雲市の北に位置しており、出雲市でも続々と大型店がオープンしていた。1989年には「ラピタ」が増床し、「ジャスコ出雲店」が移転オープン。周辺のロードサイド店舗も増え続けていた。


※ログイン後、コメント入力が可能です。