「イオンモール出雲」も同じ出雲バイパス沿いだが、経緯は逆だ。ここは1989年に開業し2014年に閉鎖された「イオン出雲店」(旧・ジャスコ出雲店)を建て替えて、2016年にオープンした。
イオングループは2006年に旧平田市から撤退する一方で、2016年に出雲市街地へ再投資したのである。「ジャスコ平田店」の閉店時にも、「直営店の『ジャスコ出雲店』と『ジャスコ出雲パラオ店』の販売力強化に全力を挙げるのが得策と決断した、とみられる」と、出雲市街地に注力することが報じられていた(『山陰中央新報』2006年1月16日)。
このように、「ViVA」としての再出発時、そしてその後も街の地図が塗り替えられていった。
人々の消費行動が変化した
出雲バイパスは旧平田市(2005年に出雲市と合併)を通ってはいないものの、平田から出雲市街地へ出た先のアクセスが良好になり、一大商業拠点が形成され、そこに行きやすくなったということになる。
また平田市の自動車保有台数も、1992年3月31日時点には1万6427台であったが、2004年3月31日には2万601台と増加していた(『島根県統計書』)。この変化によって、旧平田市の消費行動も変容していったと考えられる。
「ジャスコ平田店」のオープン当時は、平田市内にいくつかのスーパーがあるくらいだった。日常の買い物も休日の買い物も「ジャスコ平田店」が受け皿となっていただろう。
しかし前述のとおり、周辺市町に大型ショッピングセンターが誕生した。それだけでなく「ジャスコ平田店」のすぐ近くには、1997年にスーパーのまるごう、2013年にドラッグストアコスモス、2016年にドラッグストアウェルネスがオープンしている。


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