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ライフ #廃墟モールの経済学

「開業わずか2年で近隣にゆめタウンがオープン」「核テナントのスーパー撤退でジリ貧に」⋯島根の「廃墟モール」盛衰の訳

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島根県出雲市 平田ショッピングセンターViVA
旧ジャスコの「平田ショッピングセンターViVA」が衰退した理由とは?(写真:筆者撮影)
  • 坪川 うた ショッピングセンター研究家・ライター

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ガラガラで人がいない。空き区画だらけ。BGMだけが虚しく響いている――。日本各地に、そんな「廃墟モール」が存在する。
かつて繁栄した商業施設は、なぜ廃墟になってしまったのか? 理由を探ると、7つの要因が見えてきた――この連載では、大手ショッピングモール会社での勤務歴を持ち、プライベートでも600以上のモールを巡ったライターの坪川うたさんが現地を実際に訪れてリポート。廃墟モールが生まれる理由をひもといていく。

2階の賑わいが失われていた

2026年8月31日で幕を閉じる廃墟モールがある。島根県出雲市の「平田ショッピングセンターViVA」だ。

島根県出雲市にあり、2026年8月末で閉鎖される「ViVA」(写真:筆者撮影)

「ViVA」は旧平田市(2005年に出雲市と合併)にあり、周辺にはのどかな風景が広がっている。

「ViVA」周辺の景色。緑と青のコントラストが美しい(写真:筆者撮影)

出入り口から1階へ入ると、ほとんどが空き区画。かつての店名が書かれたままになっていたり、什器が置かれたままになっていたりする。全館閉鎖を前に順次テナントが閉店・移転しており、100円ショップのワッツ ウィズ、和菓子店、直売所、ラーメン店くらいしか営業していない。

2階へ上るエスカレーターは閉鎖されている。利用可能だった階段で2階へ上がると、エスカレーター周りの吹き抜けはシャッターで閉鎖され、一面が薄暗く、まさに廃墟のような空間となっていた。

夏休み中だが子どもたちの声が響くことはなく、主に中高年の買い物客がちらほらと見られる程度である。

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