さらに2014年に営業終了した「イオン出雲店」跡地に2016年5月、「イオンモール出雲」がオープンした。売り場面積は約3万2000㎡で「ゆめタウン出雲」よりやや小さいが、それでもこの地域では大型である。イオンスタイル出雲に加え、こちらも山陰初出店の29店舗を含む89店舗のテナントをそろえた。
「ViVA」衰退の引き金となったのが、核テナントであるホックの撤退だ。ホックは2024年3月に閉店した。閉店理由は公表されていないが、2006年にジャスコが音を上げた商環境からさらに競合が増えていたのは事実である。決して平坦な道ではなかっただろう。
スーパーを失ったあとも「ViVA」は営業を続けた。2階の広大な空きスペースを活用してeスポーツやサバゲーイベントを開催したり、車中泊スポットとして駐車場を開放したりと、趣向を凝らしながら存続してきた様子がうかがえる。
だが建物の老朽化もあり、2026年8月31日に閉鎖してしまうことになった。
街の形が変化していた
冒頭にて、廃墟モールの誕生には7つの要因があると書いた。具体的には以下の7つだ。
「ViVA」は、①競合施設の存在、⑦核テナントの撤退により衰退してしまった。
この根底には、②モータリゼーションの進展に関連し、街の形そのものが変化したという事情がある。続く後編では、街の形を変えた正体と、それに伴う人々の消費行動の変容に迫る。


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