それから約10年の時を経て、2006年1月にイオン(2001年にジャスコから社名変更)が「ジャスコ平田店」の閉店を発表し、同年3月に閉鎖された。売り上げの減少に歯止めがかからず赤字が続き、回復の見込みがなかったという。
当初35億円を見込んでいた直営売り場の年商は、2000年度に約28億円、2004年度に22億円にまで落ち込んでいた。業績悪化の一因は「ゆめタウン斐川」だった。
閉店方針が発表された2006年1月時点でテナントは17店舗、閉店時の3月には13店舗と報じられている。開業当初の26店舗から半減したということだ。
「地元経済界は市町村合併後の出雲市中心部への一極集中がさらに進み、平田地域の経済的な地盤沈下が進むのではないか、と不安を募らせている」と報じられ、後継店舗の早期決定を望んでいた。(『山陰中央新報』2006年1月17日)
施設所有者はイオンと連携して核テナントとなる後継を探し複数社と交渉していたが、首を縦に振る企業はいなかった。
ViVAとして再出発も競合乱立
「ジャスコ平田店」の閉店から空白期間は3年間に及んだ。そして2009年6月、ついに「ViVA」として再スタートを切った。埼玉県の投資会社が運営会社を設立し、スーパーのフーズマーケットホックやドラッグストアなど計26店舗が出店した。
しかし、この頃にはさらなる競合が現れていた。2008年6月にイズミが「ゆめタウン出雲」をオープンしていたのだ。
売り場面積は約3万3500㎡で県内最大。イズミ直営店のほか約130のテナントが出店し、そのうち山陰初出店のテナントが39店舗含まれていた。山陰最大の10スクリーンを備えたシネコンも併設され、遠方からわざわざ行きたくなる魅力に溢れていた。
イズミは、東は隣接する松江市、さらにその奥の鳥取県米子市から、西は大田市までを商圏に設定。「ViVA」はその範囲にすっぽりと収まっている。
2010年にはスーパースポーツゼビオが入る棟も新設された。


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