有料会員登録 東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

真っ向から「正論」をぶつけても、上司にむかつかれて終わるだけ…なぜか提案が通らない人が知るべき"3つの勘違い"

6分で読める
自分が考える正論を美しいプレゼン資料にまとめても「人間」は動かせない(写真:takeuchi masato/PIXTA)
2/4 PAGES
3/4 PAGES

頭をマーケティングに切り替えれば、面倒だと思う気持ちやイライラする気持ちも軽減されます。目の前に立ちはだかる社内調整のターゲットは、再現性の高い「マーケティング」で攻略できるのですから。

昼間のプレゼンは「むかつく」か「わからない」で終わる

社内調整はマーケティングであるという話をしたうえで、なぜ昼間のプレゼンが失敗するのか、「顧客視点」で考えてみましょう。

最初に、「正論」ほど言われてむかつくことはありません。あなただけがその「正論」に気づいていると思ったら大間違いです。普通に考えて正しいことは、多くの場合、誰でも少し考えればわかることです。

正しいことがわかっていても、様々な制約によって、あえて無視されていることがほとんどです。他に優先すべきことがある、進めると利害対立が激化する、管掌役員のメンツを傷つけるなど、様々な理由があるでしょう。

そんな状況で、何も知らないメンバーから、いきなり「正論」を言われては当然腹が立ちます。自分が担当する領域への提案なら、同席者の前で恥をかかされたと感じるかもしれません。即座に反論されるか、黙殺されてしかるべきでしょう。

次に、昼間のプレゼンは「正しさ」よりも「立場」が優先されます。言い換えるならば、昼間の会議はポジショントークの会場です。もし提案された「正論」が悪くないと思っても、自らの立場を誇示する発言が優先されます。

例えば、会社にとって提案された「正論」が良いことだと思っても、それによって大幅に仕事が増える部門があれば、そこに気づかった発言をしなければならない役員もいるでしょう。少し頭が良いことを言いたい、ITにくわしいと思われたいと思っているだけの役員が、辛辣な反論をしてくるかもしれません。

昼間のプレゼンは何が起こるかわかりません。ジャズ並みに即興で、歌舞伎役者が突如踊りながら決め台詞を言い合うようなカオスです。こんな恐ろしい会場に、相手のこともよく知らず、自分の言いたいことだけが書かれたプレゼン資料を持って挑むのは自殺行為でしょう。

4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数