マーケターが集まる勉強会に通っては、「自分の提案が通らないのは、会社が遅れているせいだ」と愚痴をこぼし、同タイプの人と傷をなめあいます。
しかしこの考え方は、ひと言でいえば「他責」であり、何の問題も解決しません。せっかく情熱があるのに、このままでは会社を変えられませんし、個人のキャリアも詰んでしまいます。手遅れになる前に考えを改めなければなりません。
なぜ昼間のプレゼンだけでうまくいかないかといえば、それは相手が「人間」だからです。
上司や同僚という「人間」を知り、動かす
組織とは「人間」の集まりであり、その「人間」を動かすことで、個人で活動するよりも大きな価値を生み出します。自分1人なら早いのにと思うかもしれませんが、それでは大きな仕事ができません。
「人間」を動かすには、相手を知ることが何より大切です。これはマーケターである、またはマーケターを志す方なら誰でもわかるはずです。
顧客という「人間」を知り、その「人間」を動かすのがマーケティングです。それなら、上司や同僚という「人間」を知り、その「人間」を動かすことも、またマーケティングと同様のアプローチなのです。
若手や勉強熱心な担当者ほど、最先端の顧客向けマーケティングに取り組みたいと願っています。しかし一方で、足元の社内向けマーケティングは疎かになっているのです。なんと滑稽なことでしょうか。
社内ならそんな面倒なマーケティングをせずとも、正論を受け入れてほしいと思う気持ちもわかります。しかしそれは「甘え」です。
社内の上司や同僚は、あなたの肉親ではありません。ご家族の方なら、ちょっとやそっとの正論やワガママも受け入れてくれるでしょう。しかし社内の上司や同僚は赤の他人です。顧客よりも率直に意見を言い合えるだけ、かえって説得が難しいかもしれません。
社内のメンバーは、マーケティングの対象であると、完全に頭を切り替えて、丁寧なコミュニケーションを心がけなければなりません。


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