マサチューセッツ工科大学が証明した「脳の異変」
生成AIの普及により、メールの代筆や資料の要約、企画立案までAIに「丸投げ」する光景が当たり前になりました。しかし、精神科医の視点から見て、今の状況は非常に危ういと言わざるを得ません。
マサチューセッツ工科大学(MIT)が2025年に発表した衝撃的な研究データがあります。54人の被験者を「AIを使う群」「検索エンジンを使う群」「自力で執筆する群」に分けて4カ月追跡調査したところ、AIに依存して執筆を続けたグループは、脳内の神経ネットワークの接続性が著しく低下したのです。
さらに恐ろしいのは、AI依存群に1カ月後に改めて自力で書かせたところ、一度低下した脳の活性は低いままで、機能がすぐには回復しなかったという点です。これを本稿では「認知負債(脳の借金)」と定義しています。目先の効率を優先してAIに思考を肩代わりさせるほど、私たちの脳は「考えるトレーニング」を怠り、借金のように能力低下が積み上がっていくのです。


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