有料会員登録 東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

AIを使いすぎると「バカになる」は真実 MITが証明した、1カ月後も消えない"脳の認知負債"の恐怖

3分で読める
知性大全 AI時代に不可欠な力
自力で考えるプロセスを残しながらAIを活用する方法とは? (写真:kou/PIXTA)
2/2 PAGES

そもそも、AI時代に私たちが磨くべき能力とは何でしょうか。多くの人が「AIに勝てる知能」を求めがちですが、それは不可能です。本稿では、「知能」と「知性」を明確に区別しています。

知能(Intelligence): 情報処理スピード、記憶力、計算力。つまり「正しい答えを素早く出す力」です。これはすでにAIが人間を圧倒しています。

知性(Intellect): 得た情報をどう判断し、どう使い、どう現実を変えていくか。つまり「生きる力そのもの」です。

AIは過去のデータから「最大公約数的な最適解」を出すことは得意ですが、あなたの価値観や置かれた文脈、倫理観までを考慮した「正解」は出せません。AIが出した答えを鵜呑みにするのは、自分の人生をAIにまかせっきりにするのと同じことです。

「認知負債」を完済し、脳を鍛える活用法

『知性大全 AI時代に不可欠な力』(サンクチュアリ出版)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

認知負債を抱えず、むしろAIを使って脳を活性化させるためには、「遅延統合モデル」という使い方をおすすめします。いきなりAIに聞くのではなく、まずは「自力」で考える、あるいは仮説を立てる。その後にAIを補助的に使い、出てきた回答を素材としてさらに自分の頭でブラッシュアップするのです。

AIは「便利な代行者」ではなく、あなたの脳を鍛える「ジムのトレーナー」であるべきです。AIとの共創率(作業・創造・学習のバランス)を意識し、最後の一手を自分の責任で仕上げる「余白」を残すこと。このプロセスこそが、AI時代に淘汰されるか、AIを相棒にして能力を100倍にするかを分ける決定的な差となるのです。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数