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教室で"透明な存在"だった少年…居場所なくし不登校になった彼が、在宅医と始めた"たった5分の外出"でつかんだ未来

7分で読める
暗い部屋で落ち込む男の子
最初から「学校に戻る」ではない。回復はとても小さな選択から始まる(写真:metamorworks/PIXTA)
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「荒れませんか」

「また前より悪くなりませんか」

私は言いました。

「荒れるかもしれません」

「でも、それはこころが壊れた証拠ではありません」

彼は、外に出ました。5分で戻りました。その夜、彼は荒れました。

「なんで出なきゃいけないんだ」

「先生なんて来なくていい」

母親は泣きそうでした。

「やらせなければよかったのでは……」

私は伝えました。

「疲れたんです」

「怖かったんです」

「でも、出られたんです」

1年間、彼の世界は半径数メートルでした。その外に、ほんの少しだけ足を踏み出した。脳もからだも、驚くのは当然です。

未来を開くヒント:挑戦すれば、脳もからだも驚くのは当然。

挑戦したという記憶が残ればいい

■「揺らぎ」を受け止める

ここで大事なのは、「揺れたこと」を失敗にしないことです。彼に、私は聞きました。

「どうだった?」

少し間があって、

「怖かった」

「でも、思ったよりは大丈夫だった」

その“思ったより”が、回復の種です。成功体験ではありません。「挑戦体験」です。成功はなくてもいい。挑戦したという記憶が残ればいい。それが次の一歩を支えます。

未来を開くヒント:成功体験ではなく、「挑戦体験」が大切。「揺らぎ」を失敗にしない。
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