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旅行ガイドの代名詞とも言える『るるぶ』が、“ホラーな場所”を紹介するガイドブックを発売したと話題を呼んでいる。
タイトルは、『るるぶ■■版 蓋ヶ瀬(ふたがせ)』。一見すると、おなじみのポップな原色デザインと「見る・食べる・遊ぶ」のキャッチコピーが踊る、通常のガイドブックだ。
しかし読み進めると、スポット紹介の端々に怪異や不穏な記述が混ざり込み、やがて誌面は黒く塗りつぶされた異様な空間へと変貌していく。実は同書は、事実を伝えるドキュメンタリーの形を借りて作られたフィクションの「モキュメンタリーホラー」である。
なぜ、半世紀以上の歴史を誇る老舗ブランドが、このような「異色のガイドブック」を刊行したのか。
異質すぎる『るるぶ■■版 蓋ヶ瀬』の中身は…
まずは、今回発売された問題の1冊『るるぶ■■版 蓋ヶ瀬』を手に取ってみた。
やはりいつもの『るるぶ』だ。紹介するのは「蓋ヶ瀬(ふたがせ)」というエリア。表紙にはおなじみのカラフルなフォントが使われ、ページをめくれば「清らかな川と山に抱かれたやすらぎの里」などの見出しとともに「ホテル蓋ヶ瀬」や「蓋ヶ瀬キャンプ場」などが色鮮やかに紹介されている。


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