2019年にCEO(最高経営責任者)に就任し、真っ先に掲げたのが医療分野に専心する「グローバル・メドテックカンパニー」への転換だった。想像していたとはいえ、これにはさまざまな困難が伴った。映像事業は80年、顕微鏡を扱う科学事業は100年の歴史がある。当然、社内から強い反発があった。
だが限られた経営資源を薄く広く配分するやり方では、変化の速いデジタルやAIの時代、すべて立ちいかなくなる。最も成長が見込める医療に経営資源を集中させる必要があった。
「事業をどうやめるかの設計」に頭を悩ませた
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