前立腺がんのリスクについては、以下のような報告があります。
■食事
動物性脂肪や赤身肉、乳製品を多く摂取する食生活は高リスク、野菜や果物を中心とした食生活は相対的に低リスクとの報告があります。ただし、個々の栄養素とリスクの因果関係については、研究によって結果が一致しない部分もあります。
■肥満・運動
肥満や運動不足は、前立腺の進行がんや悪性度の高いがんとの関連が指摘されています。対して、活発な運動習慣がある人は、リスクが低い傾向にあることが示されています。
■喫煙
喫煙の問題も見逃せません。発症リスクそのものへの影響は明確ではありませんが、喫煙者では前立腺がんによる死亡リスクや再発リスクが高いとの報告があります。
前立腺がんの遺伝子的リスク
では、遺伝との関係はどうでしょうか。
父親や兄弟に前立腺がんの罹患歴がある場合は、リスクが2倍程度に高まるとされています。近親者の発症年齢が若いほど、また罹患した人数が多いほどリスクは高くなります。なお、第1度近親者(父・兄弟)に複数の発症者がいる場合は、「遺伝性前立腺がん」として扱われることもあります。
もう1つ、乳がん・卵巣がんとの関連でよく知られるBRCA1/2遺伝子は、前立腺がんのリスクにも関わっていることが知られています。特にBRCA2変異を持つ男性は前立腺がんの発症リスクが高く、若年発症や悪性度の高いがんとの関連も指摘されています。


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