1997年に中国の国有自動車大手、上海汽車集団(上汽集団)との合弁により同国に本格進出したアメリカのゼネラル・モーターズ(GM)が合弁契約を20年延長することで合意した。2027年5月の合弁契約期限切れを前に、契約期間を47年5月までとすることを発表した。
上汽集団とGMは1997年に合弁会社「上汽通用汽車(上汽GM)」を設立。中国自動車市場の急拡大に伴い、一時はドイツのフォルクスワーゲンの中国合弁会社と販売台数トップを争う存在になっていた。
今回の合弁契約延長にあたってはマルチブランド展開を見直し、GMの主力大衆車ブランド、シボレーの中国市場での販売を終了する。ただし中国でのシボレー車の生産は継続し、海外への輸出を狙う。
上汽GMの立ち上げは2001年12月の中国の世界貿易機関(WTO)加盟を前に同国国内でのマイカーが急速に普及し始めた時期に重なる。09年には、金融危機の影響を受けたGMはアメリカ本土で破綻・再建に追い込まれたものの、中国事業はほとんど影響を受けなかった。
上汽GMの販売台数、ピークの4分の1に
17年には、上汽GMの年間販売台数は200万台を突破し、過去最高を記録。しかし18年以降の中国自動車市場は同国政府によるEV(電気自動車)などへの強力な販売支援策もあり、新エネルギー車の展開に出遅れた外資系の販売は縮小を続け、上汽GMの販売台数も100万台強まで縮小、24年にはさらに落ち込み43万5000台となった。
同年12月、GMは中国における合弁事業の資産価値の減損や工場閉鎖などの事業再編費用を含め、総額50億ドル(約7900億円)の損失を計上した。


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