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円安の影響もあり、海外旅行や留学へのハードルは以前より高くなっています。留学は若いうちにするものと考える人も少なくないでしょう。
しかし今回、56歳になってカナダ・マニトバ州のウィニペグで過ごした時間は、「オトナ留学」の価値を改めて教えてくれました。
筆者は34歳のとき、人生の転機を求めてカナダへ渡りました。仕事も私生活も思うようにいかず、「このままでは終わりたくない」という思いだけを胸に、トロント大学のサマープログラムへ参加したのが、私の留学人生の始まりです。
各国から集まった社会人と学び、多様な価値観に触れた経験は、その後の人生を大きく変えました。そして現在は、留学を支援する立場として、多くの学生や社会人の海外挑戦をサポートしています。
22年ぶりとなる今回のカナダ出張は、教育機関の視察や会議が目的でした。バンクーバー、ウィニペグ、トロントの3都市を訪れ、大学や語学学校、教育関係者へのインタビューや対話を重ねる予定でした。ところが、その中で最も強く印象に残ったのは、学校ではなく、一つの街で過ごした何気ない時間だったのです。
22年ぶりのカナダで、最初に感じた違和感
ある金曜日の夕方、バンクーバーでの仕事を終えて、ウィニペグ空港へ到着すると、カナダの語学学校が加盟する業界団体Languages Canadaの理事長であり、友人のGary Gervais氏が迎えに来てくれました。
ホテルへ向かうものと思っていた筆者が最初に訪れたのは、ウィニペグ市民の憩いの場として知られるThe Forksでした。


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