教育の話、街の歴史、Heartlandを創設した経緯、Languages Canadaとして取り組んでいること。走りながら交わした何気ない会話からも、この街への愛着が伝わってきました。
留学というと、授業や英語力に目が向きがちですが、現地で暮らす人と同じ時間を過ごし、その土地の日常を知ることも、学びの大切な一部なのだと感じます。
ランニングを終えると、地元の人気カフェClementineで朝食を取る予定でしたが、開店直後にもかかわらず45分待ち。そこで、先に彼が創立した語学学校Heartland International English Schoolを案内していただくことに。
学校全体に流れる空気が印象的
学校は歴史ある建物を活用した、温かみのある空間でした。地下にはIELTSのテストセンターを備え、教室にはスマートボードなどの設備も整っています。
実は、最も印象に残ったのは施設ではなく、学校全体に流れる空気でした。受付ではスタッフが学生を笑顔で迎え、授業が終わった後も教師に気軽に質問できる環境が自然につくられています。長年勤務する教師が自主学習をサポートする仕組みもあり、学生一人ひとりを大切にする姿勢が伝わってきました。
この学校を創設したGary氏は、もともとJETプログラムで3年間、日本で英語を教えていました。帰国後、国際経験を生かして故郷ウィニペグで何か新しいことができないかと考え、1999年にHeartlandを立ち上げます。開校当初は教室が3つあるだけで、学生はまだ一人もいなかったそうです。それでも「英語教育とは、人と人とのつながりである」という信念のもと、一人の学生に向き合うところから学校をスタートさせました。
彼は現在も「学校が大きくなっても、最初の一人の学生に接していた頃と変わらない気持ちで、一人ひとりと向き合う責任がある」と話しています。
その言葉どおり、Heartlandには大規模校にはない温かさがありました。
学校見学を終えた後、改めて訪れたClementineは期待どおりの人気店でした。
スモークしたトラウトを使った朝食は素材の良さが際立ち、メープルベーコンやコーヒーも印象に残る味でした。店内では地元の人たちがゆっくりと朝食を楽しみ、スタッフも一人ひとりに笑顔で声を掛けています。


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