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「夜露死苦」「愛羅武勇」の発想はなぜ生まれた? ヤンキー文化の当て字が『万葉集』や古代中国につながる興味深い背景

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横須賀、どぶ板通りに陳列されているスカジャン
ヤンキーの当て字文化のルーツは横須賀にあった!?(写真:ponpon/PIXTA)
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このような当て字をみると、ある世代以上の方のなかには、1980年代に流行した不良文化、ヤンキー文化を思い出す人もいるのではないでしょうか。たとえば「よろしく」を「夜露死苦」と書き、「アイラブユー」を「愛羅武勇」と書くことが、当時、一部の不良やヤンキーたちの間で流行しました。

先ほど紹介した当て字は、まさにこれと同じ発想です。

(画像:『漢字の大疑問 いつも使っているのに意外と知らない言葉の世界』)

「夜露死苦」や「愛羅武勇」は元をたどれば、一部の集団のなかで用いられた臨時的な当て字であったのでしょうが、今や社会に広まり、一定の市民権を得ています。

ヤンキーが漢字を好んで使うワケ

倉科典仁(のりひと)氏の記事によると、不良やヤンキーが好んで漢字を使うルーツは、横須賀の暴走族にあるといいます。記事には青少年不良文化評論家の岩橋健一郎氏のインタビューとして、以下の言葉が引用されています(※1)。

「当時、横須賀周辺には外国人の金髪の不良がたくさんいました。その多くは横須賀の米軍基地に配属されていた米兵の子どもたちです。そのなかには暴走族をやる人も少なくありませんでした。彼らが、自分たちの使っている英語を漢字に当て込んで遊んでいたようです。……神奈川と対立している東京の暴走族のチーム名は英語のところが多かった。そこで神奈川のチームでは、英語のチーム名でも漢字変換して特攻服に刺繍し、敵と味方を区別しやすくしたという説があります」

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