そして、この考え方は生成AIにもそのまま当てはまります。ChatGPTに聞いてもしっくりこない。そんなとき、Geminiに同じ質問を投げてみる。すると、あっさり理解できることがあります。
なぜそうなるかというと、AIもそれぞれ「得意な説明の仕方」が違うからです。あるAIは構造的に説明するのが得意。あるAIは例え話がうまい。あるAIは丁寧だけど冗長で、あるAIは簡潔だけど前提知識を要求してくる。
どれが「正解」というわけではありません。質問の仕方や内容で変わってきます。大事なのは、比較することで初めて見えるものがあるということです。
2つのAIの回答を見比べていると、「あ、こっちはここを省略してるな」「こっちはこの前提を丁寧に説明してるな」という違いが浮き彫りになる。その違いこそが、自分が理解できていなかった場所を教えてくれる。
つまり、複数のAIを使うというのは、単なる「保険」ではないんです。比較そのものが学びになるということです。
東大生がやっている「複数同時インプット」
さて、ここで「それって違くない?」と考える人もいると思います。というのも、東大生は「参考書を1冊だけ完璧にする」という勉強法を実践しているという言説もあるからです。いろんなものに浮気しない勉強をしているほうがいいんじゃないか、と。実は僕はこれを否定するわけではありません。「1つの参考書を理解するために、2冊3冊と使っていく」というやり方を実践しているということです。1冊の参考書を理解し極めていくのはその通りなのですが、1冊の参考書の理解度を上げるためには、違う説明を聞いたほうが入ってきやすいのです。
1冊目で分からなかったところは、2冊目の説明で補う。2冊目にも書いていなかったら、それは「そこまで重要じゃない」と判断する。両方に書いてあったら、そこは徹底的にやり込む。
この「複数の情報源の照合作業」を無意識にやっている人が、実は成績が伸びるんです。


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