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キャリア・教育

「自分で決めさせる」でも「お手本を見せる」でもない…東大生の親がやっていた「主体性をもたせる」子育ての内容

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怒りすぎたあとからでも始められる子どもの地頭が育つ後悔しない子育て
子どもに主体性を持たせる教育とはどのようなものなのでしょうか?(写真:IYO/PIXTA)
  • 西岡 壱誠 一般財団法人ドラゴン桜財団代表理事・ドラゴン桜2編集担当
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実は僕自身も同じようなことがありました。僕は2浪した人間ですが、そういえば受験の手続きって、親にやってもらった記憶がないんです。

願書の取り寄せ、記入、振り込み、郵送。ぜんぶ自分でやりました。

「あんたの受験だろ」。親からはそう言われていたんですね。当時は正直、「めんどくさいな」「親がやってくれたらいいのに」と思っていました。周りの友達を見ると、親が全部やってくれている家も多かったですから。

でも、今振り返ると、あれは本当によかったなと思うんです。だって、自分で願書を書いて、自分で振込用紙を握りしめて銀行に行くと、「これは自分の受験なんだ」という実感が、じわじわと湧いてくるんですよ。誰かに受けさせられているんじゃない。自分が受けるんだ、と。

浪人生活は正直しんどかったですが、その「自分ごと感」があったからこそ、最後まで走り切れたんじゃないかと思っています。もし親が全部お膳立てしてくれていたら、途中で「なんで俺こんなことやってるんだろう」となっていたかもしれません。

「言葉で伝える」と「手を動かさせる」の違い

ここで大事なのは、「主体性を持ちなさい」と言葉で伝えるのと、実際に手を動かさせるのとでは、まったく違うということです。

「あなたが自分で決めたことでしょう?」

こう言われて、素直に「はい、私が決めました」と受け止められる子どもって、どれくらいいるでしょうか。むしろ「そんなこと言われても……」と反発したくなるのが人間だと思います。

でも、自分で紙に書いて、自分で提出したという「事実」があると、話が変わります。「私が書いたんだよな」という記憶が、体に残るからです。これは心理学でも指摘されていることで、人は自分の行動を後から観察して、「自分はこう考えているんだ」と認識するところがあります。つまり、行動が先、認識が後なんですね。

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