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キャリア・教育

「自分で決めさせる」でも「お手本を見せる」でもない…東大生の親がやっていた「主体性をもたせる」子育ての内容

6分で読める
怒りすぎたあとからでも始められる子どもの地頭が育つ後悔しない子育て
子どもに主体性を持たせる教育とはどのようなものなのでしょうか?(写真:IYO/PIXTA)
  • 西岡 壱誠 一般財団法人ドラゴン桜財団代表理事・ドラゴン桜2編集担当
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「主体的に考えなさい」と言われて主体的になるのではなく、主体的な行動をとらされることで、後から「自分は主体的な人間だ」と認識するようになる。東大生の親御さんは、それを直感的にわかっていたのかもしれません。

「工夫」の積み重ねが子どもを変える

もちろん、「申請書を書かせれば東大に行ける」なんて単純な話ではありません。

でも、僕がたくさんの東大生の家庭を見てきて感じるのは、こういう地味な工夫の積み重ねが、子どもの主体性を育てているということです。

・受験の手続きを本人にやらせる
・習い事の申請書を書かせる
・家族会議で自分の意見を発表させる
・お小遣いの使い道を記録させる
『怒りすぎたあとからでも始められる 子どもの地頭が育つ後悔しない子育て』(総合法令出版)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

どれも派手ではありません。「うちの子を天才にする魔法」みたいなものでは、まったくないんですね。

でも、こういう小さな仕掛けが積み重なることで、子どもは少しずつ「自分の人生は自分でハンドルを握るものだ」と体で覚えていく。

もし今日、この記事を読んで「うちでも何かやってみたいな」と思ってくださったなら、こんな提案をさせてください。

次に子どもが何かを「やめたい」「始めたい」と言い出したとき、一枚の紙に書かせてみる。塾でも、部活でも、習い事でも、何でもかまいません。理由を書いて、日付を書いて、名前を書いて、親に提出する。それだけです。

きっと最初は面倒くさがるでしょう。「なんでそんなことしなきゃいけないの」と言われるかもしれません。

でも、一枚の紙を書き終えたその子は、書く前の子とは、少しだけ違う顔をしているはずです。自分で決めた、という顔をね。

たった一枚の紙。されど、一枚の紙。東大生の親がやっていた、この地味な工夫の中に、僕は子育ての本質があるように思うのです。

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