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「自分より立場が弱い相手にイライラをぶつける人」と「すぐに自分の足りないところを責める人」の根底に共通する悪癖

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ネガティブな感情を押し殺していると、ポジティブな感情まで失ってしまうという(写真:buritora/PIXTA)
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その結果、強い自己否定のループから抜け出せなくなることがあります。また、いつの間にか「私が悪い」「私には価値がない」という考えにとらわれるケースも少なくありません。

日常生活や仕事で、何かモヤモヤを感じたとしても、「こんなダメな自分が感じていることを、まわりに言ってはもっとやっかいなことになる」と感情だけでなく、感情を感じた自分まで否定してしまいます。

心のなかではいつもネガティブ感情がうごめいているのに、それを感じる自分ごと否定して無理にポジティブであろうとし続けると、頭のなかの考え(認知)と感情(情動)がどんどんズレていきます。

本当は悲しいのに、「悲しくなる自分がダメなんだ」「前向きに考えなきゃ」とポジティブにふるまう。本当は怒っているのに、怒るなんて未熟な証拠だから「感謝しなきゃいけない」と自分に言い聞かせる。そんな状態が続けば、心がしんどくなるのは当然です。

そして、そのしんどさを感じている自分を「なぜできないの!」と、また責めてしまう。「自分責め」→「ネガティブ感情がふくらむ」→「さらに自分を責める」という悪循環にどんどん深くはまりこんでいくのです。

「ネガティブ感情だけ感じなくする」なんて無理

仕事でイヤなことがあって、「とりあえず動画を見て忘れよう」「SNSを見て気をまぎらわせよう」となる。

その瞬間はたしかに気がまぎれて、少し楽になった気がするかもしれません。けれども、それは感情をきちんと出して消化できたわけではなく、ただ現実から目をそらしているだけの状態です。

問題から目をそむける。考えないようにする。向き合わないようにする――。こうしたやり方は短期的には自分を守ってくれるかもしれませんが、多くの場合は、その場しのぎで終わってしまいます。そして、それをくり返していくと、しだいに「感情そのものを感じないクセ」が身についていきます。

その結果、ネガティブ感情だけでなく、喜びやワクワク、うれしさといったポジティブ感情まで、少しずつ鈍っていくのです。

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