筆者も、デュアルSIMで利用している際に現在データ通信中のSIMを特定し、もう一方に切り替えるショートカットを使い、設定を開くことなくSIMを頻繁に切り替えている。オートメーションといって、特定の時間に設定を変更したり、ある場所を出たら家族メッセージを送ったりといった自動化も行える。
一方で、思いどおりのショートカットを組むには、条件分岐や繰り返しなどをきちんと把握していなければならず、ちょっとしたプログラミングのような知識が必要になる。ある程度、コンピューターに命令を出すための前提を知っていないと、使いこなすハードルが高い機能だった。iOS 27では、このハードルがApple Intelligenceのおかげで大きく下がっている。
iOS 27では、自然言語——つまり、我々が日々使う日本語なり英語なりの言葉でショートカットにしたい機能を説明すると、それをAIがくみ取って中身を組み立ててくれる。AIに普段の言葉で説明し、プログラムを書いてもらうバイブコーディングに近いことができるというわけだ。
例えば、上記のデュアルSIMでデータ通信するSIMを切り替えるショートカットは、本来ならまずiPhone内にインストールされているSIMを検索し、アクティブでない方を検索したあと、それを変数にして受け渡すといった設定が必要になる。これが、iOS 27では、この文章のように、「デュアルSIMでデータ通信をする回線を、その時有効になっていない方に切り替えたい」と書くだけで済むようになる。
中身の具体的なロジックは、AIが判断して組み立ててくれる格好だ。もちろん、元々ショートカットで呼び出せる機能に制約があるため、やりたいことがすべてできるようになるわけではないが、アイデアをカタチにするのが簡単になったことは間違いない。ハードルが下がったことで、よりショートカットの活用が進みそうだ。
Safariの機能も説明だけで拡張可能に
iPhoneのSafariは、「機能拡張」と呼ばれる仕様に対応しており、元々Safariに備わっていない機能を追加することができる。App Storeにも機能拡張が公開されており、ダウンロードすることでブラウジングがより快適になる。「設定」の「アプリ」にある「Safari」で「機能拡張」を選ぶと、オススメのものが提案される。
また、この画面で「機能拡張を追加」をタップするとApp Storeに飛び、開発者が作った機能拡張を入手できる。パスワードマネージャーや広告ブロック、翻訳など、さまざまな機能拡張が公開されている。ChatGPTのように、アプリ内に機能拡張を含むものも存在する。


※ログイン後、コメント入力が可能です。