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「できない」と連呼したら頬にバッテンも…84歳"キャンディ先生"がアート教室で58年教えてきた「自分らしい生き方」

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浅葉和子 アサバアートスクエア
横浜市の「アサバアートスクエア」で教える浅葉和子さん(撮影:森本絢)
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教室運営や子育てと並行し、機会があれば世界各地へと旅に出た。アメリカ先住民たちとの交流や50代での留学など、さまざまな挑戦はその都度、浅葉さんの視野を広げ、教室に集う親子たちへと伝播する。

「人間にとって、本当の豊かさとは何か。いつも考え続けてきました。感動する心や優しさが失われてしまわないよう、必死に行動していた気がします」

挑戦と葛藤を綴った、人生を振り返る一冊

2019年頃から少しずつ、教室の運営を次男の弾(だん)さんに引き継ぎ、浅葉さんは人生を振り返る一冊を書き上げた。あらゆる挑戦と葛藤が綴られている。

浅葉さんの優しい手が表紙になった『魔法のアトリエ いつも今日からスタート』(ハンカチーフ・ブックス)。浅葉和子さんへのお問い合わせはアサバアートスクエアのウェブサイトまで(撮影:森本絢)

「アートは、自分の心の真髄に触れ、心を自由に表現し、目覚めさせてくれるものです。アートの力を持つこと、そして、自分は大自然の大きな輪の中の一点だと気づくこと。この2つがあれば、人生はきっと大丈夫です」

自由でいることで強さを体得し、肩書や年齢に捉われず、個であること。浅葉さんの価値観に触れたことで、この教室で感じられる安心感を理解できた気がした。アサバアートスクエアは今日も、自分を生きる人々の熱気にあふれている。

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