ところが、メディアやインフルエンサーの「総合型選抜が拡大している」という情報を保護者や生徒が全体的な流れとして受け止めてしまい、「総合型選抜を受験しないと損をする」と思い込んでしまう傾向がある。
東大の合格実績がある女子校「普連土学園」
東京・港区にある普連土学園は、中高一貫の女子校だ。2026年の大学合格実績では東京大学や一橋大学、早稲田、慶応の合格実績が好調だった。中学の頃からしっかりと学力を上げる指導をする進学校だ。その普連土学園でも、現在、学校推薦型・総合型選抜を受験して進学する割合が約4割にのぼるという。
これに対して、普連土学園の進路部長である片山聡一郎氏は「女子校としては一般選抜に挑戦する生徒が比較的多い学校だと思います」と語る。
女子の大学進学者のうち、一般選抜率は37%(豊島継男事務所『2026一般選抜志願状況レポート』)という時代に入っている。その中で6割が一般選抜を受験している女子校は、そう多くないだろう。
今後も「安易に推薦入試を選択するのではなく、生徒には一般選抜も含めて自分にとって最適な受験方法を考えてほしい」という方針だという。
普連土学園は早稲田や慶応、ICU、東京理科大など難関大学から指定校推薦が豊富にきていることで知られる。しかし、これらの指定校推薦は「第一志望校でなければ出願しない」という方針を明確に打ち出している。そのため、指定校推薦の枠は余ることが多いという。

