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当日まで上映作品がわからない…全国300館で行われた「シークレットシネマ」に《二宮和也》が参加した"納得の背景"

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シークレットシネマ
上映作品を知らずに映画館に足を運ぶ「シークレットシネマ」が注目を集めた(写真:「映画館に行こう!」実行委員会)
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当日、上映作品が『リバー、流れないでよ』だと明かされた際の反響も上々だった。イベント後、実際に作品を鑑賞したヒューマックスエンタテインメントのK氏は、客席の空気をこう振り返る。

「場内のお客様はすごく満足されている印象でした。『自分では見に行こうとしなかったかもしれないけれど、このきっかけで出会えてよかった』という声が直接聞こえてきましたし、もともとこの作品のファンだという方が『二宮さんに選んでいただけて嬉しい』と喜んでいらっしゃる姿もありました」

観客のSNSでの反響も、若手たちの狙い通りだった。ただ「推しを見た」で終わるのではなく「なぜ彼がこの作品を選んだのか」を深く考察し、言語化して感想を投稿するファンが続出した。それは「推しが好きなものを知りたい。自分も詳しくなりたい」という推し活特有の学習意欲が見事に昇華した瞬間だった。

結果、今回のシークレットシネマは、観客、劇場、そして映画の制作陣の「三方良し」のイベントとして幕を閉じた。しかし、Cチームの若手たちはすでに先を見据えている。

地方のミニシアターや他社もつながる、業界異例の連携に

「入り口は『推し活』でも、映画館を出る時には『映画って面白いね』となってもらいたい。それが企画の軸でした。1回だけで盛り上がっても、本当の意味で映画業界を盛り上げたことにはなりづらい。継続的にやっていくことが大事だと痛感しています」(フラッグ・K氏)

また通常の大手シネコンチェーンだけでなく、地方の小さなミニシアターまでが同じイベントで繋がることができたことも、今回の大きな収穫だった。公式アカウントだけでなく、他社の映画館や配給会社のアカウントまでもがこの企画の宣伝を買って出るという、異例の連携が生まれた。

「シークレットシネマ」は、「失敗したくない」という観客の殻を、エンタメの力で打ち破るための第一歩となった。若手映画人たちが仕掛けた「未知なる映画との出会い」は、新たな映画界の可能性の光を灯すこととなるか。今後の展開に期待したい。

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