有料会員登録 東洋経済オンラインとは
キャリア・教育 #就職四季報プラスワン

「早期化で秋より先に飽きがくる」「AIで自己の強みも生成中」…《就活川柳・短歌》から読み解く"学生のホンネ"

9分で読める
(写真: TY / PIXTA)
  • 松岡 仁 ProFuture HR総研 主席研究員

INDEX

2027年卒の新卒採用戦線は、生成AIの定着と使い方の深化、そして競争の激化により、選考のあり方が一段と揺さぶられた一年となった。

生成AIの活用は、単なる「効率化ツール」としての導入期をすぎ、学生・企業の双方がスクリーニングの防壁や自己演出の手段として活用しあう「不可欠なインフラ」として定着している。また、大学1年生からでも就職活動にさらされる「超早期化」など、就活の通年化・長期化がもたらす学生の精神的・時間的負担は看過できない水準へと高まっている。

このような激動の就職活動におけるリアルな心境を捉えるべく、HR総研では、就活会議株式会社が運営する「就活会議」との共催により、「2027年卒 就活川柳・短歌」と「2027年卒 採用川柳・短歌」を6~7月に募集した。

デジタル時代の就活生が陥る迷走

応募された多くの作品には、激変する選考環境に呑まれることなく適応する学生のしなやかさと、デジタル武装の裏で生じる自己の乖離に対する極めて客観的で冷徹な批評眼が同居していた。本稿では「2027年卒 就活川柳・短歌」入選作品の分析を通じて現代の学生たちが直面する就活の実態と課題を解き明かしたい。

今年の入選作品において最も顕著であったトレンドは、生成AIの普及がもたらした「効率性と人間性の矛盾」である。最優秀賞、優秀賞に選出された作品は、新しいテクノロジーがもたらす変化を単に歓迎するのではなく、その裏にある歪みや構造的矛盾を鋭く風刺している。

2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数