実質的な初期選考として機能するインターンシップがさらに前倒しされ、1年以上にわたる就職活動の長期化・通年化が常態化したことの弊害を、「秋」と「飽き」の掛詞を用いて表現した一句。
サマーインターンシップが真っ盛りの大学3年の「夏」が過ぎる頃には、長期に及ぶ過度なプレッシャーと情報戦に晒されることで、学生側の張り詰めたモチベーションや精神的なキャパシティが早くも限界に達してしまうリアルな実態を風刺している。過酷な就職戦線の歪みが生み出す深刻な精神的疲労を、軽快な語感の中に的確かつ客観的にまとめている。
「AI」「早期化」への受け止め方
「2027年卒就活川柳・短歌」の入選作品に通底するのは、「AI」や「早期化」といった急激なトレンド変化に対して、客観的かつ合理的に自らをアジャストさせようとする学生たちの逞しさである。しかし、彼らの冷静な風刺やユーモアの裏には、効率性を追求するほど「生身の自分」が不透明になっていく不条理や、通年採用の長期化による確かな精神的消耗が隠されている。
HR総研のオフィシャルページでは、「2027年卒 就活川柳・短歌」の全入選作品および各作品の作者の想いを踏まえた寸評・解説も掲載している。それぞれの作者がどんな気持ちでこの川柳や短歌を詠んだのか、ぜひご覧いただきたい。
次回(8月20日配信予定)は、採用担当者の視点から就活戦線を切り取った「2027年卒 採用川柳・短歌」を紹介する。
<今年の入選作品一覧>
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