今回、東京E-Prixでその実車が公開された。出力はアタックモードで600kWとなり、現行GEN3 EVOの1.7倍。加速性能は停止状態から時速100kmまでは約1.8秒、時速200kmまでは4.4秒で、最高速度は時速335km以上。
駆動方式は現行と同じ4輪駆動だが、スタート時、デュアル方式予選、アタックモードなどの使用制限がなくなり、GEN4では予選から決勝まで常時使用することができるようになる。
こうしたハイパフォーマンス化に伴い、ボディの空力に大きく手を加えたことで、ボディサイズは現行と比べてかなりボリューミーな印象になった。
マシン性能としては、F1とF2の中間と言われているが、常時4駆の走りは大迫力だ。
すでにフランスのポール・リカールサーキットでメディア関係者らにお披露目走行されたほか、5月の「モナコE-Prix」では1990年代から2000年代にウィリアムズ、マクラーレン、レッドブルのF1ドライバーとして活躍したデビッド・クルサード氏がGEN4をテストドライブしており、その迫力に観客が魅了された。
タイヤはドライとレインの2種類に
ドッズCEOは、筆者からのGEN4に関する問いかけに対して「私は父親としてGEN4のいまと将来を見つめているような気持ちだ」と心境を語った。東京E-Prix終了から4カ月ほどで、GEN4による新シーズンが開幕する。
また、技術面でドッズCEOに確認したところ、アタックモードやレース中のピットでの急速充電であるピットブーストなどのルールはGEN4でも継承するという。
新規導入となるブリヂストン製タイヤについては、現行ハンコックのドライ・レインワンスペックから進化し、ドライ用にドレッド面に浅いグルーブ(溝)があるタイプとレイン用に深いグルーブがある2つのコンパウンドを用意。
フォーミュラEではレイン用を、強い雨に対応することから「タイフーン(台風用)タイヤ」という俗称で呼んでいるようだ。
では、GEN4導入を機にフォーミュラEは、これからどのように発展する可能性があるのだろうか。

