まず、参画する自動車メーカーについて、ドッズCEOは「現状の6社で我々はとても満足している」とし、アメリカ・インディカーでの2社、NASCARでの3社を比較対象に出した。
さらに「日本メーカー1社と協議しているほか、先日の上海E-Prixでは中国メーカー6社と会合した」と新規メーカー参入の可能性についても触れた。
ただし、仮に現行6社に加えて新規メーカー参加となる場合でも、GEN4への技術的な対応を考えると「少なくとも2年程度はかかる」という認識だ。
未来のテクノロジーを魅せるフォーミュラE
こうして拡大路線を敷くフォーミュラEだが、量産EVの市場動向についてはどう捉えているのか。
「直近ではアメリカ政権の判断や中東情勢などでEV需要に影響があり、今後も(グローバルでは)さまざまな要因が関わってくるため、先行きを見通すことは難しい。EV市場全体が安定した右肩上がりで成長するとは言い切れない。ただし、各種調査でも明らかなように、将来的な大きなトレンドはEV需要拡大へと進むと、我々も考えている」との見解を示した。
そのうえで、自動車産業界におけるフォーミュラEの役目について聞くと「我々はEVに関するショーケースだ。ハイパフォーマンス、短時間の充電、航続距離など、EVが未来のテクノロジーであることを、より多くの人に見て感じてもらうことにある」と強調した。
さらに、フォーミュラEの未来については、マシンのボディサイズのみならず、存在感として「より大きく」、実際の性能として「より速く」することで、モータースポーツエンターテインメントとして「モアバリュー(より高い価値)」を実現し「モアファン(より多くのファン)」を獲得することを目指すと意気込みを語った。
GEN4導入初シーズンとなる来年の7月24日(第20戦)、そして7月25日(最終戦)、夜の東京で行われる華やかなバトルがいまからとても楽しみだ。

