翌日の第15戦は、昼過ぎから雷雨となりプラクティスが中止に。雨雲レーダーの予想では、夕方から夜にかけて激しい雷雨になるおそれがある状況であったが、各車がスターティンググリッドについた午後7時半過ぎ、パラパラと小雨になったものの上空の雷雲は姿を消した。
レースは、路面が徐々に乾く中、中盤以降で大きく動いた。オリバー・ローランド選手(ニッサン・フォーミュラE)が一時先頭に立つも、トップグループでのアタックモードを有効に使用して順位が変動。
残り2周で複数台が絡むクラッシュでレースは赤旗中断へ。レース再開後、トップのニック・デ・フリース選手(マヒンドラ・レーシング)が逃げ切る形となった。
こうして東京初開催の公道ナイトレースは終了。成功を収めたと言えるだろう。
ジェフ・ドッズCEO単独インタビュー
それにしても、なぜ今年から東京E-Prixはナイトレース開催となったのか。フォーミュラEのジェフ・ドッズCEOに筆者単独で話を聞いた。日程上、夏の開催となり暑さ対策だったのだろうか。
ドッズCEOは「確かに夜は温度が下がるが、それよりも小池都知事と東京都から新しい形のナイトエンターテインメントに挑戦したいと要望があった」と事の真相を明らかにした。
「我々はサウジアラビアのジェッダでナイトレースの経験があり、ナイトレースはエンターテインメント性が高まることは十分に理解していた」とし、具体的には昨年の東京E-Prix終了時点から、今回の案件について東京都側との本格的な協議を開始。最新照明設備を導入することで生じるコスト増にはなったが、最終的に開催にこぎつけた。
すでに発表されているように、来シーズンの東京E-Prixは、シリーズ最終戦としてナイトレースで開催されることが決定している。
さらに、来シーズンからフォーミュラEには大きな変化がある。最新マシンのGEN4(第4世代)を投入するからだ。

