昭和型=「1社依存」→ インフレ×AI時代=「複線化」
「日経平均10万円」時代とは、単に株価が上がる時代という意味ではありません。日本経済の前提が変わり、個人の働き方や資産の守り方も変わっていく時代です。言い換えれば、インフレ×AI時代をどう生きるかという話でもあります。
かつては終身雇用と年功序列のもと、新卒で入った会社に定年まで勤め上げ、最後にまとまった退職金をもらい、老後は年金をもらいながら暮らすというのが「正解」とされていました。しかし、今はその前提が大きく崩れています。そもそも企業には社員の人生を丸抱えする余裕がなくなっており、終身雇用や年功序列、退職金制度などの見直しが進んでいるからです。
つまり「1つの会社に勤めていれば、会社が賃金も老後も面倒を見てくれる」というモデルは、現実的ではなくなっていると言えます。
これは不安な話でもありますが、同時に自由度が増したということでもあります。会社だけに人生を預けるのではなく、自分の側で複数の収入源、複数の居場所、複数の学びのルートを持つことができるからです。
ここでは、これまでの日本社会で「正解」とされてきた「昭和型の生存戦略」と、これから必要になる「インフレ×AI時代の生存戦略」を対比しながら見ていきます。

