本気でダイエットに向き合うきっかけになったのは、ミセスコンテストへの挑戦でした。建前的には「内面の美しさ」が重視されるとのことでしたが、しかし実際に出場して感じたのは、外見が整っていることはスタートラインに立つための前提条件だということです。その上で、人柄や考え方、表現力が評価されます。
これはビジネスにも共通しています。どれほど知識や技術があっても、第一印象が整っていなければ、その価値を知ってもらえる機会すら失ってしまうことがあります。私はコンテストで特別賞を受賞し、その後、テレビ出演や出版など活動の幅も広がりました。
もちろん、それらすべてがダイエットのおかげだと言うつもりはありません。しかし、外見を整えたことで自信が生まれ、人前に立つ機会を積極的につかみに行けるようになったことは間違いありません。
外見は、自分の持っている魅力や実力を、相手に正しく伝えるための入り口なのです。だからこそ現在の私は、メイクだけではなく、体型や姿勢も含めたトータルの「印象設計」を仕事にしているというわけです。
一生続けられるダイエットの結論
では、私が15kg減量し、現在まで維持できている理由は何なのでしょうか。
結論から言えば、「頑張ること」をやめたことです。ダイエットというと、「運動を始める」「カロリー計算を始める」「サプリを飲み始める」といった“足し算”で考える人が少なくありません。以前の私もそうでした。ところが、それでは長く続きません。我慢は、いつか必ず反動が来ます。だから私は、「何かを始める」のではなく、「太りやすい習慣をやめる」ことへ発想を変えました。
さらに、無理に食べる量を減らすのではなく、食材の選び方や食べる時間など、「食べ方」を見直すようにしたのです。美容講座でダイエットについてお話しすると、「結局、食べなければ痩せるのでしょう?」という質問をいただくことがあります。確かに、一時的には体重は落ちるでしょう。しかし、その生活を10年続けられる人はほとんどいません。
食べることは、生きる楽しみの1つです。だからこそ大切なのは、我慢ではなく、無理なく続けられる習慣を作ることです。食事を楽しみながら、「何を食べるか」「どう食べるか」を見直す。それこそが、一生続けられるダイエットの本質だと、私は考えています。

