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人間が生き延びられるかどうかは何で決まるのだろうか。
2001年9月11日、アメリカ同時多発テロ事件。
午前8時46分、ボストンを発った旅客機がニューヨークのワールドトレードセンター・ノースタワーに激突した。17分後には、別の旅客機がサウスタワーに突入する。
その間、ノースタワーの衝撃を受けたサウスタワーでは、数千人が非常階段へ殺到。しかし、「事故はノースタワーで起きたため、オフィスに戻るように」という館内アナウンスを受け、一部はオフィスへ戻り、一部はそのまま避難を続けた。
そして避難を続けた人たちが外へ出た直後、2機目の旅客機がサウスタワーに激突した。
生死を分けたのは、肩書でも年齢でもなかった。楽観的な人は危険を過小評価し、小心者と呼ばれた人は慎重に行動した――運命を分けたのは「性格」だったともいえる。
韓国・延世大学で心理学教授を務める筆者が、大ベストセラーになった著書『
幸福についての世界でいちばん冷酷なお知らせ』の中で、人間の運命を左右する「性格」と、その背景にある遺伝的な気質が、幸福にどのような影響を及ぼすのかを解説する。
「高級車に乗っている人」は皆、幸せか
私たちの目には、内面の性格よりも外の世界のほうがずっとはっきり見える。
たとえば車から降りる人の性格は見えなくても、その人がどんな車から降りてきたのかはわかる。だから、その人が幸せなのは高級車のおかげだろうと思いたがる。
私たちは表に現れるものに過度に意味を持たせようとするからだ。
しかし、その人が幸せならば、原因は車ではなく、その人の性格である確率のほうがはるかに高い。彼は自転車に乗っていても笑顔でいられる人なはずだから。
言い換えるなら、幸せの原因のうち、人々がもっとも過大評価するのがお金などの外的要因だ。
ここでは、反対に幸せに絶対的な影響を与えるものの、普通は思いもしない要因について考えてみよう。
どんなものがあるだろうか?
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