長い間、幸福を研究してきた学者たちを一堂に集めてこの質問を投げかけたならば、答えはほぼ似たようなものが出てくるはずだ。
「遺伝。もっと具体的に言うなら外向性」
幸福度を大きく左右する「遺伝」の力
実は、この答えは、幸福研究について専門性を表す指標になりうるほど重要な診断だ。
双子研究を通じて遺伝と性格の関係を長い間分析してきたミネソタ大学のデイビッド・リッケンとオーケ・テレゲン教授は、こんな文を書いている。
「幸せになろうとする努力は、背を高くしようとする努力と同じくらいむなしい」(Lykken & Tellegen, 1996)
若干極端な表現ではあるが、それでも幸せにおいて遺伝的な介入を否定する学者はいない。
学会の定説の中で一般にあまり知られていない事実が、この幸せと遺伝の関係だ。
DNAが幸せを完全に決定するという意味ではもちろんない。
学者によって多少意見が分かれる統計的数値だが、学会の通常的な見解は幸せの個人間の差異の約50パーセントが遺伝と関連していると見ている(Lyubomirsky, 2010)。
全体の半分。見方によっては大きくも、小さくも見えるかもしれないが、私は非常に大きい値と見ている。
なぜなら、遺伝で説明できない「残りの半分」は、文字どおり幸せと少しでも関係のあるすべてを集めたものだからだ。


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