串がくるくる回り、焼きあがっていく様を鑑賞できる「おひとりさま用焼き鳥メーカー」(税込み8480円)も、在庫を売り切るのに苦戦した。10本同時に焼ける「自家製焼き鳥メーカー2」が約1万7000台売れており、1人用にアレンジした商品を作ったが、伸び悩んだ理由は意外なものだった。
「あまり評判が良くなかったのは、3本しか焼けないから。1人用でコンパクトさを売りにしたものの、3本だとすぐ食べてしまう。『次の串が焼けるまで、待ち時間が長くなりすぎる』というお声をいただきました」
便利かもしれないけれどニッチすぎ?
ニッチなところを攻めすぎた商品も多い。「綿棒おしあげくん」(税込み3280円)は、手をかざすとセンサーでふたが開き、綿棒がにょろっと出てくる電動ボックスだ。通常、綿棒を買うとケースにぎっしり入っており、1本だけ取ろうとしても他の綿棒に触れてしまう。その問題を解決した。
「女性が綿棒を使うときって、化粧などで手が汚れているシーンが多いんですよね。綿棒がバラバラっと押し上げられ、周りに触れることなく確実に1本だけ取れるというのがこの商品の特徴です。女性にウケるのでは?と思い販売しましたが、『ニッチすぎる』とよく言われます」
メディアが「面白い!」と取り上げたくなる気持ちは分かるが、一方で「消費者として買うか?」と問われると「うーん」となる商品ではある。そもそも男性にはなかなか思いつかない発想だ。

