有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス

ソニー「着るクーラー」が累計84万点の大ヒット…2万7000円でも売れる《酷暑ニッポン》都市の新常識

9分で読める
「REON POCKET6」を着用した男性
40℃を超える酷暑も珍しくなくなった今、ソニーの「着るクーラー」が都市部や海外で売り上げを伸ばしている(写真:筆者撮影)
  • 高井 尚之 経済ジャーナリスト、経営コンサルタント
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES

「『REON POCKET』の国内ユーザーは都市部のビジネスパーソンで、公共交通機関での通勤時に装着する方が多いです。地域別は東京が約6割で、他に神奈川、千葉、埼玉、名古屋と大阪。北海道も意外に多く、大都市圏が約9割となっています」

近くに寄ってもこんな装着状況だ(写真:筆者撮影)

そうした顧客層ゆえ、ワークマンのペルチェのように「企業のまとめ買い」は割合が低い。REON POCKETは個人購入のため「ボーナス時期になると売り上げが伸びる」とか。

海外22カ国でも展開、特にイギリスで人気

「REON POCKET 6」に加え、今年はやや大きめサイズの「REON POCKET PRO Plus」(実勢価格は2万9700円)も発売された。日本国内でも販売されているが、基本はグローバル需要の商品だ。取材前にアマゾンのレビューも見たが、海外からの書き込みが多く「汗の量が減った」「目立たない」という声も多い。

海外向けが多い「REON POCKET PRO Plus」(実勢価格は同2万9700円)(画像:ソニーサーモテクノロジー)

「現在はフランス、ドイツ、イギリス、アメリカ、中東など22カ国で展開しており、特に引き合いが増えたのはイギリスです。海外の売り上げも年々拡大し、2026年現在の進捗は日本と海外の売り上げ割合が約6割:4割となっています」

日本では大都市圏の電車通勤者に好まれると聞いたが、海外の場合はどうか。

「欧米は自宅に空調がない家も多いので、家の中でも1日中使われるという状況です。スマートモード(自動温度調整)を使用すれば最長約15時間バッテリーが持続します。

また、ロンドンやパリなどの地下鉄やバスは、今もエアコンを設置していない車両が多くあります。車内に冷房がないため、移動中のクールダウンとして利用されています」

REON POCKETシリーズ 機能比較表。REON POCKET PRO Plusは、サイズもやや大きめでパワフルな冷却が特徴だ(画像:ソニーサーモテクノロジー)
5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数