
さらに、1995年以降、外国人妻カップルからの出生割合は低下を続けており、2015年以降は、外国人夫カップルからの出生数が外国人妻カップルからの出生数を上回っている。その差は拡大傾向にあり、外国人パパの子と外国人ママの子の比率は、およそ6対4となっている。今後、この差は拡大しつつ固定化するのではないかと筆者は考えている。
また、割合だけではなく件数で見ても、外国人妻からの出生は激減傾向にある。外国人妻カップルからの出生は、2007年の1万4474人から、2024年には6726人と、2007年の46%の水準まで落ち込んでいる。一方、外国人夫カップルからの出生は、2007年の9703人から2024年の8785人へと、2007年の91%の水準を維持している。
謎の上から目線が大きな壁
こうした、日本人男性が外国人女性からさらに選ばれなくなっているトレンドの背景には、「謎の上から目線婚活問題」がある。
筆者が主催する、全国15府県の結婚支援関連団体による研究会でも、「日本女性がダメなら外国人女性でも『構わない』」といった、女性に対する謎の上から目線が、地方男性や地方社会には強いという報告が上がってきている。
そういった態度が、国際結婚を目指した婚活においても隠し切れず、外国人女性から反感を買い、次のお見合いに進めなくなってしまうのである。国際結婚に関するインタビュー調査を結婚相談所に依頼しても、現在では、外国人男性と日本人女性という成婚事例のほうが見つけやすい。
人口が高齢化し、2025年国勢調査において50代人口が最大派閥となった日本。30年以上も前の「かつての若者たち」が、結婚や婚活を大声で堂々と語るその弊害に、特に地方の若年男性が苦しめられている実態を、もっと我々中年以上の人口が気づき、反省するべきだろう。

