「タジキスタン」は旧ソ連の構成国で、国民の豊かさや生活水準の目安となる「1人当たり名目GDP」は、193カ国中162位(参照『GLOBAL NOTE』)。38位の日本とは約21倍、名目GDPに差が生じており、同国は旧ソ連構成国の中で“最貧国”の位置にいる。
ユーラシア大陸のほぼ中央に位置している同国は、外務省公式サイトによると、アフガニスタンとの国境付近は「レベル3」(渡航中止勧告)。国土の大部分は「レベル2」(不要不急の渡航中止)。一部の地域で「レベル1」(十分注意)に指定されている。
2026年6月、筆者はレベル1に指定されている同国“第2の都市”に日帰りで訪れた。日本で例えるなら大阪や横浜といった位置づけの街は、162位の国ではどのような景色が広がっているのか……本稿では筆者が獲得した「意外な1次情報」について紹介する。
「岩の国」で見た衝撃の光景
相乗りタクシーでウズベキスタンからタジキスタンの国境まで、約100キロの距離を約1000円で「頼むから安全運転で走ってくれ」「130キロも速度を出さないで」と震えながら移動した。国境間は徒歩で横断する(出国スタンプ→5分ほど屋外を歩く→入国スタンプ)。再び相乗りタクシーを探し、タジキスタン第2の都市「ホジェンド」まで約50キロ、約900円で移動開始。
「マリオカートのカラカラ砂漠みたいな道だな」
「雷とか落ちたらこれ当たるんちゃう?」
「6月なのに山は茶色。岩肌むき出しで“岩の国”って感じやな」

