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ライフ #肉体派ライターのガチ検証

「旧ソ連の最貧国」「まるで荒野の廃墟」…世界162位《タジキスタン》第2の都市で見た不思議な光景

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タジキスタン
筆者が旧ソ連の最貧国≪第2の都市≫で見た意外な光景を紹介(写真:筆者撮影)
  • 佐藤 大輝 肉体派ライター・ウーバー配達員ライター
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今回の旅で一番の思い出は、飲み物代や観光費が引かれ、残金650円で突撃したレストランだ。店内は予想の10倍くらい高級感があった。私は机の上にお金を置いた状態で、「今650円しかない」「このお金で何が頼める?」と店員さんに質問した。スープかパンくらしか選択肢がないそうで、どのスープにするか迷っていると、後ろの席にいた50代くらいの男性客が英語で話しかけてきた。

男性:「お前はどこから来たんだ?」

佐藤:「ジャパン! ジャパニーズ!」

男性:「せっかく日本から来たんだからスープ以外も頼んだ方がいい」

佐藤:「あー、マネー、オンリー、ディス」

男性:「お金をあまり持ってないのか?」

佐藤:「イエス。バッド、ノープロブレム。アイライクスープ」

男性:「お前、ちょ、それで本当に満足できるのか?」

佐藤:「マイ、ファーストトリップ、タジキスタン。グッドメモリートゥデイ」

男性:「……いいよ、俺が奢ってやるから好きものを食え」

佐藤:「レアリー?」

よもやよもやの展開、最終的にスープとパンと肉料理、総額で1500~2000円分の食事を全額ご馳走してもらった。現地の人の親切極まりない対応は、今回の旅で最も感動を覚えた……と書いたらアナタに与える印象は、きっとスープに入っていたサワークリームより爽やかなものになるだろう。

本連載では「正直な1次情報」をモットーに執筆している。今回の旅で私が一番嬉しかった“事件”は、このレストランを出ようと思った瞬間に起きた。

美人店員さんから言われた衝撃のセリフ

店を出る際、20代前半くらいの美人な女性店員さんが「一緒に写真を撮ってくれませんか」「アナタはとてもハンサムです」と話しかけきた。35歳独身。社会に出てからずっと恋人がいない、非モテ代表の私にハ、ハ、ハンサムだと? とりあえず眼科で新しいコンタクトレンズを買ったほうがいいですよ! だけどその前にぜひ一緒に写真を撮ろう!

帰りのタクシーに乗る際、「俺を写真に撮ってくれ!」とお願いされたので仕方なく撮影しました(写真:筆者撮影)

日本人女性からまったく見向きもされない冴えない日本人男性が、異国では「カッコイイ枠」入れてもらえることが稀にある。環境を変えるだけで、弱みと思えた部分が強みに変わる。そしてこれは、人間関係や職場環境でも同じことが言えるはずだ。

人生は旅に似ている、とよく言われる。旅にサプライズがあるように、人生にも起死回生があると私は思う。何事もテイク・イット・イージーの精神が大切だ(写真:筆者撮影)

この国に着いたとき「これ完全に岩の国だわ」「廃墟感ある街並みだな」とややネガティブな感想を抱いた男は、手のひらを返したように「素晴らしい国だった」「近い内にぜひまた来たい」と心変わり。スキップしながら相乗りタクシーに乗り込み、ルンルン気分で日本に帰国して、世界が羨む経済大国でそれはそれは厳しい現実を突きつけられている。

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