STYLUS 2WAYのフル充電にかかる時間は約30分で、連続動作は約7時間。日中の使用なら1日1回の充電で運用できる。替え芯はジェル0.5mm黒インクの2本入りを用意(別売約1650円)している。付属の引き抜きジグでペン先を外して交換する仕組みだ。
LED表示は充電フル時は青、電池残量が少なくなると赤になる。内部には振動検知センサーを内蔵しており、10分間動かさないとオートスリープに移行する。クリップを再びノックすれば復帰できる。
ただし、注意点もある。最も大きいのが非対応のiPadシリーズがあることだ。対応モデルはiPad(無印)・iPad mini・iPad Pro 11インチの3機種で、iPad AirやiPad Proの13インチモデルでは使用できない。また、ペン先が硬く、特に寝かせて書くとiPadの画面に傷がつく恐れがあるため、エレコム製ガラスフィルムの使用が推奨されている。紙のように書けるザラザラしたフィルムはNGだ。
また、充電端子はUSB-Cでむき出しの状態にあり、防水にも対応していない。雨の現場や飲み物が近くにある環境での扱いには注意が必要だ。
1本でデジタルとアナログを両立できる
実際に使ってみたが、いちいち持ち替えることなく、紙とiPadの両方で使えるのが便利だった。専用ゲルインクの書き味は最初は重く感じたがすぐに慣れるレベル。ポケットに刺しておけば、ちょっとしたサインをするときにボールペンで書き、メモはiPadに、といった使い方がスムーズにできた。ノックで電源のオンオフができるため、夜間にフル充電しておけば、日中に電源が切れる心配もほぼない。
価格は純正のApple Pencil(USB-C)(実勢価格1万4800円)よりもわずかに高いが、ペンを1つにまとめられるのが最大のメリット。またクリップ付きなので、ビジネスマンならシャツやジャケットのポケットに刺しておく使い方にも向く。
ペンの本数を減らせば、バッグの中もデスクの上もすっきりする。筆圧検知や傾き検知は不要で、とにかく「紙とiPadのあいだでペンを替えたくない」人にとって、STYLUS 2WAYは非常に便利だ。授業でノートを取りながらタブレット教材を操作する学生、電子カルテと紙の処方箋を行き来する医療従事者、図面とデジタル工程表を同時に扱う現場作業者——アナログとデジタルが混在する環境で毎日使う人ほど、この1本のメリットを実感しやすい。

