実際の編入試験は、国語、英語、社会学の専門試験、そして面接でした。現役時代には想像もしていなかった国立大学への進学を果たした中西さんは、現在の充実感を次のように語ります。
「JCFLでは英語だけでなく、大学で学ぶための基礎力を徹底して教わりました。そこで培った論文執筆のスキルや社会学の知識は、大学の講義や実習でそのまま生きています。目的意識を明確に持って進学できたからこそ、毎日の研究や調査が本当に楽しいです」
自分が本当に学びたい分野を見極めてから進学できること。そして、2年間で学力を大きく伸ばし、ワンランク上の大学に挑戦できること。これこそが大学編入コースの最大のメリットだと感じました。
ちなみに、JCFLで取得した単位のうち、60〜70単位が編入先の大学の単位として認定されるため、4年間で無理なく卒業することが可能です。
JCFLで1年学んで海外大学に進学し3年で卒業
もう1つの注目すべきルートが「海外留学科」です。これは単なる留学エージェントのような手続きの斡旋ではありません。
国や提携校によって異なりますが、JCFLでの1年間の学びが海外大学の「1年分の単位」や「大学進学教養課程(ファンデーションコース)修了」として認定される制度があります。これにより、渡航後3年間で海外の大学を卒業することが可能になります。
近年、グローバル化を掲げて海外大学進学を推奨する高校が増えていますが、その多くはエージェントを介した直接進学です。その場合、現地で最低4年間を要するうえ、最初からネイティブ水準の授業についていける高度な英語力が求められます。
円安の影響もあり金銭的負担が爆発的に高まっている今、「日本国内で1年間しっかり基礎力をつけ、期間を短縮して海外大学を卒業する」というモデルは、極めて現実的かつ合理的な新しい選択肢と言えます。それぞれの例を紹介しましょう。


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