先ほど、相手の興味を考えることの大切さをお話ししましたが、その興味を理解するヒントは、意外と自分の中にもあります。
なぜ自分はその商品を手に取ったのか。なぜその言葉に反応したのか。なぜそのサービスをもう1度使いたいと思ったのか。そうした自分の感情を観察することも、人を理解するための大切な方法なのです。
自分を知ることは「人を知る」こと
もちろん、自分だけを見ていてはいけません。世の中にはさまざまな価値観がありますし、自分とはまったく違う考え方をする人もいます。
そのため、自分以外の人を見ることは大切です。一方で、自分を見ることも同じくらい大切なのです。
人の感情は、それほど特別なものではありません。嬉しい。楽しい。不安だ。悔しい。安心したい。認められたい。表れ方は違っても、根っこの感情は多くの人に共通しています。
つまり、自分の感情を理解することは、人の感情を理解することにもつながるのです。そうした感情は、多くの人に共通しているのですから。
とりわけビジネスにおいては、人の感情を見ること、常に問いを持ち続けること、世間の流れを見ること、そして世間の興味とつながることが大切になります。
その出発点は意外と近くにあります。自分です。自分という1人の生活者を理解すること。それが、人を理解する第一歩になります。そして自分を含めた「人」を理解できる人ほど、世の中の変化を読み、価値を生み出すことができる。私はそう考えています。



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