理由は大きく3つあります。
社内の飲み会の場合は、会社の経費が使えないことも多く、上司が多めに支払う暗黙の文化が残っている職場もあります。そうなると経済的な負担は免れません。
ハラスメント防止法制定後は、特にコンプライアンス意識が急速に高まり、飲み会はリスクのある場として認識されています。誘うことすらはばかられる中、「何か言ってしまったらどうしよう」「距離感を間違えたら問題になるかもしれない」という不安が、飲み会を遠ざける要因になっています。
人員が減り、管理職の業務量は増え続けています。日中は会議と対応に追われ、夜は家族のケアや自分の時間を確保したいという事情もあります。そこに飲み会が入ると、単純に体力がもたないという現実があるのです。
つまり、上司は「飲み会が嫌い」なのではなく、飲み会を受け止める余裕がないのです。
なぜZ世代は飲み会に行きたがるのか
一方、Z世代の飲みベが高まっている背景には、彼らの置かれた環境が深く関係しています。
大学生活の半分以上をオンラインで過ごした世代も多く、「誰かと雑談する」「偶然の出会いがある」といった経験が乏しいまま社会人になった人もいます。そのため、社会人になってから人とつながる場を求める傾向が強くなっています。
Z世代は積極的には自己開示しないものの、価値観を共有することは重視します。しかし、職場ではプライバシー配慮が進み、雑談の機会が減り、「上司や同僚がどんな人なのか分からない」「自分のことも知ってもらえない」という状態です。そんな中、飲み会が対話の場として求められます。

