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ライフ #国際結婚、そのあとで

華やかなイメージの国際結婚だが…《離婚》を選んだ夫婦の10年 義家族との溝、「オープンリレーションシップ」の顛末

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結婚式
国際結婚から10年、離婚を選んだ日本人女性を追います。上記写真はイメージです(写真:Fast&Slow / PIXTA)
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そのバランスが崩れ始めたと感じたのは、子どもが生まれ、義家族との関わりに難しさを感じるようになってからだという。異国での暮らしと慣れない子育て。産後で余裕がないときに、思うように気持ちが伝わらず、もどかしさが募る場面も増えていった。

「今思えば、ガミガミ妻になっていました」

章子さんは当時をそう振り返り、苦笑する。

一方、元夫は当時をこう振り返る(スペイン語で取材し、日本語に翻訳)。

「出会ってからの最初の10年間、喧嘩をしたことはありませんでした。今思えば、お互い本音を言えていなかったのかもしれません。当時の自分は、本音を出さないことが癖になっていて、言い合いにならないのがいいと思っていたんです」

「オープンリレーションシップ」という選択

第1子出産から5年の間に、章子さんは第2子と第3子を出産し、子どもは3人になった。だが、義家族との溝は埋まることはなく、むしろ日々深まっていった。

夫とのすれ違いも増えていったが、 2人は「なんとかこの関係を続けていきたい」という気持ちだけは共有していた。そんなとき、夫婦の関係を保つためのひとつの選択として持ち上がったのが、「オープンリレーションシップ」だった。

オープンリレーションシップとは、お互いの合意のもとでパートナー以外の人とも親密な関係を持つ状態のこと。日本では、「オープンマリッジ」や「婚外恋愛」と呼ばれることもある(ここでは、オープンリレーションシップと表記する)。

きっかけは、3人目を出産して間もない頃に打ち明けられた、夫からの一言だった。

「実は、過去にあまり女性関係がなかったことを、少し後悔しているんだよね」

これを聞いた章子さんは、意外なほど落ち着いていた。

「へえ、そうなんだ……って。私も若い頃にそういう欲求があったから、気持ちはわかるなと思って。『そうだね。今のうち経験しといたほうがいいかもね』と答えました。こそこそ裏で隠れてされるより、『言ってくれてありがとう』という気持ちでした」

一方、元夫はオープンリレーションシップを始めようと話し合ったときのことを、今でも覚えているという。

「どんな話の流れでその話題になったのかは、正直よく覚えていません。ただ、実家の家族のことで抱えていた問題があって、家でも息苦しさを感じていました。そんな中で『試してみようか』と話し合えたことが、僕にとっては大きな救いだったんです。

彼女が理解しようとしてくれたことが本当にうれしくて、『何があってもあなたを受け入れる』と言われたような気持ちでした。まだ行動には移していない、あの話し合いの時間が、今思えば一番幸福感を覚えていた瞬間でした」

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