さて、カウンセリングを通じてバウンダリーを引けるようになったD氏だが、今では晴れやかな表情でこんな話をしてくれるまでになった。
「家で子どもに当たってしまうことはなくなりましたし、同僚との関係もだいぶよくなりました。張りつめていた気持ちが解放された気がします」
自分がやるべき仕事なのか
業務に線を引いて自分を守ることは、大事なスキルだ。「そうはいっても、誰かがやらなければならないのだから」と、無理に1人で抱え込む必要はない。今「これは自分がやるべき仕事ではないのかもしれない」と違和感を抱えているなら、そのサインを無視してはいけない。
状況を客観的に見つめて、できないことはできないと線引きをすることは、逃げでもわがままでもない。

