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人間の体内で最も多くの細菌が潜んでいる場所はどこでしょうか? 答えは「大腸」で、糞便1gあたり約1000億個の細菌が生息しています。
実は口腔内にも同程度の細菌がいるのです。歯垢1g(耳かき1杯分)には、むし歯菌や歯周病菌、口臭菌だけでなく、大腸菌やカビなど多くの雑菌が含まれています。しかも、それらを知らないうちに体内へ飲み込んでいるのです。そして「日本の夏」は、口内環境をさらに悪化させる条件が揃っています。そのリスクを増幅させるのが、私たちが毎日使う「歯ブラシ」です。
なぜ「日本の夏」は口内環境のリスクが高まるのか?
「夏は気温が上がるから、口の中の温度も上がり、細菌が繁殖しやすいのだろう」と想像するかもしれません。しかし、日本の夏で口内環境のリスクが上がる本当の理由は「気温上昇」だけではありません。「暑さ」「湿度変化」「気象変化」が絡み合って、唾液や炎症反応のバランスが崩れやすいことが原因です。
口腔内を健康に保つために重要な唾液には、口の中を洗い流す洗浄効果や、細菌の攻撃から歯を守る抗菌・中和効果、粘膜や歯を守る保護効果などの役割があります。つまり唾液は、口腔内のセキュリティシステムを担っています。

