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「歯ブラシを携帯する人」の盲点 歯科医が実践する、高温多湿の日本で口の中から身を守る方法

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洗面所の歯ブラシ
日本の夏場は「高温多湿」のピークに。衛生的に歯ブラシを管理できていますか?(写真:Graphs / PIXTA)
  • 宮本 日出 日本顎関節学会代議員・専門医・指導医

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高温多湿の日本で注意すべきだという歯ブラシの管理方法。『えっ!? まだ始めていないんですか? お口からの感染予防』の著者である歯科医師の宮本先生が解説します。

人間の体内で最も多くの細菌が潜んでいる場所はどこでしょうか? 答えは「大腸」で、糞便1gあたり約1000億個の細菌が生息しています。

実は口腔内にも同程度の細菌がいるのです。歯垢1g(耳かき1杯分)には、むし歯菌や歯周病菌、口臭菌だけでなく、大腸菌やカビなど多くの雑菌が含まれています。しかも、それらを知らないうちに体内へ飲み込んでいるのです。そして「日本の夏」は、口内環境をさらに悪化させる条件が揃っています。そのリスクを増幅させるのが、私たちが毎日使う「歯ブラシ」です。

なぜ「日本の夏」は口内環境のリスクが高まるのか?

「夏は気温が上がるから、口の中の温度も上がり、細菌が繁殖しやすいのだろう」と想像するかもしれません。しかし、日本の夏で口内環境のリスクが上がる本当の理由は「気温上昇」だけではありません。「暑さ」「湿度変化」「気象変化」が絡み合って、唾液や炎症反応のバランスが崩れやすいことが原因です。

口腔内を健康に保つために重要な唾液には、口の中を洗い流す洗浄効果や、細菌の攻撃から歯を守る抗菌・中和効果、粘膜や歯を守る保護効果などの役割があります。つまり唾液は、口腔内のセキュリティシステムを担っています。

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