中国の自動車輸出が6月、単月では初めて100万台の大台に乗せ、過去最高を更新した。
中国汽車工業協会が7月9日に発表した6月の自動車輸出台数は前年同月比75.1%増の103万7800台に達した。2020年の年間輸出台数(約99万5000台)を上回る規模だ。中国の自動車輸出はEV(電気自動車)が牽引役となり、23年が491万台、24年が589万5000台、25年が709万8000台に拡大してきたが。26年上半期(1~6月)は前年同期比65.3%増の500万台超と、ここへ来て伸びが加速している。
新エネルギー車輸出は前年比160%増
伸びが大きいのはほぼ全量をEVとPHV(プラグインハイブリッド車)が占める新エネルギー車の分野で、6月は52万3000台と前年同月に比べ160%の大幅増を記録した。とはいえエンジン車も同32.7%増の51万4000台に達しており、中国メーカーが全面的に輸出ドライブをかけている様子がうかがえる。
メーカー別では奇瑞汽車(Chery)がこの上半期に100万台近くを輸出し、中国メーカー首位となった。比亜迪(BYD)もこれに続き、約80万台を輸出した。
輸出の急増は国内販売の減少を補うため、過剰生産分のはけ口を海外市場に求めている面がある。

