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ライフ #広がる新しい暮らし方 "廃居"という磁力

ほぼシャッター街だった"廃墟寸前"の市場が「人気商店街」に…新潟「沼垂テラス」《きっかけは惣菜店》今や観光名所に

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廃墟寸前だったシャッター商店街がどのように変わっていったのでしょうか?(写真:テラスオフィス提供)
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それを支えているのは二十数人いるというサポーター。学生やご近所のリタイア層などが参加しており、学生は3~4年でいなくなるため、常に募集していると田村さん。

「年に2~3回開催する飲み会を楽しみに、毎月、3カ月に一度と人によって頻度は違いますが、無償で手伝ってもらっています。また、道路使用許可をとって開催しているので交通整理のための警備員2名を必ず手配しています」(田村さん)

こうした地道な努力が10年以上全区画が満室、数々の賞を受賞という評価に繋がっているわけだが、それができるのはテラスオフィスが旧市場の土地と建物を一体的に所有、運営しているから。

「普通の商店街の場合、何かやろうと思ってもやりたくない人がいたらできません。でも、ここでなら一括して運用でき、スピーディーに動けます」(田村さん)

建前上、フラットな組織である商店街は合意をまとめるまでに時間がかかることもあり、迅速に動くという言葉からは遠くなりがち。だが、土地と建物を所有、責任を取る存在があることで時機を見て動くことができてきたわけだ。

と書くと商店街がマイナスのように取られるかもしれないが、商店街という形で人が集まることには大きなメリットがある。コロナ禍では個人以外に商店街としての助成を受けることができた。初出店者は仲間がいることで安心して出店に踏み切ることもできる。

行政も動かし、まちの魅力を伝え続ける

また、沼垂テラス商店街の建物背後には長らく飲食店街の残存物があったが、それが2025年にポケットパークになったのも商店街として人が集まって地域に関わってきたことが市を動かした結果だ。

「もともとは戦後に生まれた違法建築が移転してできた一杯飲み屋街で、運営者が高齢化、次第に空き家に。ところが土地は市、建物は飲食店街組合が所有しており、市は建物には手を出せない。そこで私たちが組合に加入、組合として建物を売却するという形をとりました」

2026年に行った時には古い建物はほぼ撤去され、公園などになっていた。写真右手はトイレ(写真:筆者撮影)

最終的には市の所有に戻った土地に新潟市が広場を整備。イベント時に役立つようになっただけではなく、防災訓練などにも使えるようになり、地域はまた変わった。

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